2016年06月27日 - ビジネスブログ

オールウィン社会保険労務士事務所
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2016年06月27日 [Default]
過労などが原因で精神障害となり、労災請求をした人が昨年度、3年連続で過去最多となったとのことです。

ここでいうのは「労災請求」であって「労災認定」ではありません。
しかし、「労災請求」数が多くなれば、今後ますます国の認定基準にも影響を与えかねず経営者の皆様としては気を付けていかなければなりません。

「労災認定」された人の年代で一番多かったのは30〜40代で6割とのことです。
一番の働き盛りだからこそ、任される業務内容は難易度が高まり、仕事量、労働時間等が増えているようことが推測されます。

業種別で多かったのは、道路貨物運送業や医療・福祉業だそうです。

原因としては、「仕事内容・仕事量の変化」、「月80時間以上の残業」、「2週間以上の連続勤務」などが挙げられております。

心の病

防ぐ手立てで考えられるのは何でしょうか?
やはり仕事量でしょう。
まずは月80時間以上の残業はさせないようにすることが大切ではないでしょうか。
労災の請求があって、その前の月に月80時間以上の残業があれば認められる可能性が高まり、会社としても是正勧告や企業名公表などの大きなデメリットが生じる可能性があります。

ただ、80時間未満だったら問題ないだろうというのは間違いですので気を付けてください。
人によって過労度合は変わってきます。季節とか、作業環境とか、その時の体調とか・・・もろもろの要件によって変化します。

「心の病」で労災認定が下りてメリットなんて何にもありません。
ブラック企業と思われてしまいます。
作業の効率化や従業員の適切な配置等工夫して予防していく必要があります。
ワーク・ライフ・バランスに取り組めばこうした問題も防げるでしょう。

当然労働者も自分の体調管理には気を付けなければいけません。

働く人すべてがウィンウィンになれる会社を目指しましょう!!

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