2016年06月23日 - ビジネスブログ

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2016年06月23日 [Default]
「マタハラ」とは、妊娠や出産を理由に不利益な取り扱いをする「マタニティー・ハラスメント」の略称です。

最近ではいろいろなハラスメントが出てきて、何が何なのかわからなくなってしまいそうです。
しかし、内容を知れば一目瞭然、絶対にしてはいけません!!

2015年度に「マタハラ」に関して、全国の労働局に相談があった件数が2年連続で過去最多を更新したとのことです。

マタハラ禁止

先日も「パワハラ」についてブログに書かせていただきました。
どうしてなのか?なぜ起きるのか?
上司、同僚の「認識不足」「嫌がらせ」「妬み」・・・色々あるのでしょう。
しかし、女性活躍推進法も施行されており、国としても女性が男性と同様に働ける社会を目指しているところです。
古くは男女雇用機会均等法においてもこういったことは制限しています。

マタハラはだめ

中小企業の経営者の方と話していると、こんなことをたまに耳にします。
〇 育児休業されたらその間、従業員のやりくりどうすればいいんだ・・・
〇 育児休業したって、結局休業期間が終わっても戻ってこないんだろう・・・
〇 育児休業なんて、会社にメリット何にもないだろう・・・

気持ちは分かります。
実際に従業員が育児休業に入ったら約1年間、一人少ない状況になってしまいます。
育児休業給付をもらうだけもらって、やっぱり復帰は難しいと退職する方も多くいらっしゃいます。

しかし、最後の「会社にメリットがない」というところがポイントです。
育児休業を気兼ねなく取らせてくれる会社だと世間にアピールする方に考え方を転換しましょうよ!
方法は、ハローワークや求人媒体、あるいはホームページで実績をアピールするのです。
更に、むしろ育児休業大歓迎ぐらいのアピールをしましょうよ!

国としても、そういった育児休業等を積極的に取らせて女性の活躍に資する企業には「くるみん」などの認定マークを付与して優良企業として扱っています。
育児休業付与を条件とする「助成金」も設けられています。

会社としては、休業期間中1名少なくなりますが、給料はもちろん支払う必要はありませんし、申請をすれば産前休暇から育児休業終了までの間、健康保険料、厚生年金保険料も免除になります。

考え方ひとつで今後の会社を支える女性社員が何人も生まれるかもしれません。
女性社員はそういった福利厚生や実績、社風等を必ず気にしています。
風通しの良い雰囲気にして、実際に実行していけば必ず優良企業として世間にもアピールできるでしょう。

そうして生まれてくる子供たちも、これからの日本を支える大事な大事な宝です。

女性の活躍できる会社作りを進めていきましょう!!

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