
2016年04月20日 [Default]
厚生労働省では4月1日から「アルバイトの労働条件を確かめよう!」キャンペーンを開始しております。
実施期間は7月31日までです。
4月は新たに高校や大学に入学する時期であり、同時に初めてのアルバイトを経験する可能性のある時期です。
具体的に何をするか?
大学等に、学生用の「労働条件通知書」を掲載したリーフレットや、具体的なトラブル事例を盛り込んだリーフレット等を配布するとともに、掲示による周知・啓発を行うとのことです。
また、都道府県労働局で大学等への出張相談を実施したり、都道府県労働局及び労働基準監督署に設置されている総合労働相談コーナーに「若者相談コーナー」を設置して、学生からの相談に重点的に対応する内容となっております。
私が危惧しているのは、前述した「労働条件通知書」です。
私も多くのお客様の採用している「労働条件通知書」を拝見してきました。(中にはそんなものないお客様も・・・)
そして、多くのお客様の採用している「労働条件通知書」を「これではまずいです」ということで訂正してきました。
どこがまずいのか?
まず、最低記載事項が網羅されていないのがほとんどです。
そして、更にまずいのが労働者に渡した「労働条件通知書」と実態が乖離していることです。
学生が、会社と交わした労働条件通知書と、大学でもらったリーフレットを比べたら・・・。
トラブル事例を見ていて、実際に自分がそういう状況に陥ったら・・・。
今すぐ、自社で採用している「労働条件通知書」を見直してみてください。
労働基準監督署の是正を受ける前に・・・。
当事務所では、そういった「労働条件通知書」をお客様に合った形でご提示させていただいております。
もちろんその先の就業規則や賃金規程等のご相談にも応じております。
不安なお客様はお気軽にご連絡ください。
実施期間は7月31日までです。
4月は新たに高校や大学に入学する時期であり、同時に初めてのアルバイトを経験する可能性のある時期です。
具体的に何をするか?
大学等に、学生用の「労働条件通知書」を掲載したリーフレットや、具体的なトラブル事例を盛り込んだリーフレット等を配布するとともに、掲示による周知・啓発を行うとのことです。
また、都道府県労働局で大学等への出張相談を実施したり、都道府県労働局及び労働基準監督署に設置されている総合労働相談コーナーに「若者相談コーナー」を設置して、学生からの相談に重点的に対応する内容となっております。
私が危惧しているのは、前述した「労働条件通知書」です。
私も多くのお客様の採用している「労働条件通知書」を拝見してきました。(中にはそんなものないお客様も・・・)
そして、多くのお客様の採用している「労働条件通知書」を「これではまずいです」ということで訂正してきました。
どこがまずいのか?
まず、最低記載事項が網羅されていないのがほとんどです。
そして、更にまずいのが労働者に渡した「労働条件通知書」と実態が乖離していることです。
学生が、会社と交わした労働条件通知書と、大学でもらったリーフレットを比べたら・・・。
トラブル事例を見ていて、実際に自分がそういう状況に陥ったら・・・。
今すぐ、自社で採用している「労働条件通知書」を見直してみてください。
労働基準監督署の是正を受ける前に・・・。
当事務所では、そういった「労働条件通知書」をお客様に合った形でご提示させていただいております。
もちろんその先の就業規則や賃金規程等のご相談にも応じております。
不安なお客様はお気軽にご連絡ください。
2016年04月18日 [Default]
企業の採用担当者の間で常識になりつつある言葉だそうです。
「オヤカク」・・・。大体予想はつきますかね。
そうです、「親に確認」の略称です。
売り手市場になり、内定や採用した学生がすぐに退職したりすることがないように、あらかじめ学生の親が納得するか確認を求めたり、親と会って採用理由を説明したり・・・とにかく会社をよく知ってもらうように企業が昨今努力しているとのことです。
このご時世、親に反対されて入社しないケースもよくある話だと言います。
少子化が影響しているのかは分かりませんが、自分の子供への関心が年々高まっており、採用される学生もそれを嫌がらないとのこと。
なんだか、モンスターペアレントを想像してしまいます・・・。
そして学生もそれを良しとしているのですから、大切に育てられてきた子供が多いのでしょうか・・・。
確かに、高い採用費用をかけてやっと採用した良い人材がすぐに退職してしまっては企業にとっては大きな損失となります。
中小企業などにとっては、採用する人数も限られていますから、その損失もさらに大きくなるでしょう。
私どもが就職活動をしていた時には考えられないことでしたが、時代の移り変わりは早いです・・・。
就職活動で親や兄弟に相談することはあっても、親が会社と会ったり話をしたりなんて恥ずかしくて「やめてくれ!」と言ったでしょう。
前述のとおり、特に中小企業にとってはすぐに退職されてしまうのは死活問題となります。
確かに中小企業は名が知れていない場合が多いです。
しかし、日本の中小企業は名前は知られていなくても優れた技術で日本経済を支えている企業がほとんどです。
そもそも大企業にとっても中小企業の存在がなければ経営は立ち行かなくなるでしょう。
そういったことを「会社名を知らないために不安に思っている親に説明し、安心しては働ける職場だ」と説明すれば退職も減るかもしれません。
時代によって対応は様々で、動き方も変わってきます。
面倒臭いとか、そんな社員はいらない、と言わずに動くのも必要なのかもしれません。
とにかく大切なのは、次代の企業を支えるかもしれない人材を確保し、育てることです。
経営者の皆様!私どももアドバイスさせていただきますので頑張りましょう!!
「オヤカク」・・・。大体予想はつきますかね。
そうです、「親に確認」の略称です。
売り手市場になり、内定や採用した学生がすぐに退職したりすることがないように、あらかじめ学生の親が納得するか確認を求めたり、親と会って採用理由を説明したり・・・とにかく会社をよく知ってもらうように企業が昨今努力しているとのことです。
このご時世、親に反対されて入社しないケースもよくある話だと言います。
少子化が影響しているのかは分かりませんが、自分の子供への関心が年々高まっており、採用される学生もそれを嫌がらないとのこと。
なんだか、モンスターペアレントを想像してしまいます・・・。
そして学生もそれを良しとしているのですから、大切に育てられてきた子供が多いのでしょうか・・・。
確かに、高い採用費用をかけてやっと採用した良い人材がすぐに退職してしまっては企業にとっては大きな損失となります。
中小企業などにとっては、採用する人数も限られていますから、その損失もさらに大きくなるでしょう。
私どもが就職活動をしていた時には考えられないことでしたが、時代の移り変わりは早いです・・・。
就職活動で親や兄弟に相談することはあっても、親が会社と会ったり話をしたりなんて恥ずかしくて「やめてくれ!」と言ったでしょう。
前述のとおり、特に中小企業にとってはすぐに退職されてしまうのは死活問題となります。
確かに中小企業は名が知れていない場合が多いです。
しかし、日本の中小企業は名前は知られていなくても優れた技術で日本経済を支えている企業がほとんどです。
そもそも大企業にとっても中小企業の存在がなければ経営は立ち行かなくなるでしょう。
そういったことを「会社名を知らないために不安に思っている親に説明し、安心しては働ける職場だ」と説明すれば退職も減るかもしれません。
時代によって対応は様々で、動き方も変わってきます。
面倒臭いとか、そんな社員はいらない、と言わずに動くのも必要なのかもしれません。
とにかく大切なのは、次代の企業を支えるかもしれない人材を確保し、育てることです。
経営者の皆様!私どももアドバイスさせていただきますので頑張りましょう!!
2016年04月15日 [Default]
京都にある世界遺産に指定されているお寺に関する訴訟判決がありました。
原告は、そのお寺のお坊さんではなく、境内で運営する食堂で働いていた元料理長の方です。
訴訟内容は、勤務し始めて数年経過してから、時間外労働が月140時間を超えるのが常態化するようになった。
多い月では240時間に及ぶこともあった。
ある年は365日出勤!!そのうち349日は連続して勤務していた!!
結果、抑うつ神経症を発症し、休業しているということです。
これに対し、お寺に対し慰謝料など4700万円の賠償を求めたものです。
判決では、「業務は著しく過重だった」「過重な業務がなければ抑うつ神経症を発症することはなかった」
「寺が労務管理体制を整え、業務量を調整したり人的体制を充実させたりして、業務が過重にならないようにする義務があった」
と結論づけ、お寺側に約4250万円の支払いを命じました。
世界遺産に指定されているお寺でもそのようなことがあるのか・・・と考えるとともに、
恐ろしいほどの過重労働をさせているとびっくりしました。
お寺側はほとんど労働に関する知識等が無かったとしか思えません。
世界遺産はさて置き、お寺でもなんでも労働者を雇っていれば労働者の労務管理をすることは当然の義務です。
今回の件の1日当たりの労働時間等は不明なため未払い残業等があるのかは分かりませんが、
そもそも3ヶ月平均で80時間の残業、1ヶ月で100時間の残業を行わせると、健康上の問題が生じる恐れが
あると厳しく労働基準監督署は管理しております。
過重労働によっての未払い残業も怖いですが、健康障害が起きてしまう可能性が高まることも十分経営者は認識しなければなりません。
やはり経営者は個々の労働者をしっかりと管理する必要性を痛切に感じます。
しかし経営者だけでは目が行き届かないのも私どもはわかっております。
起きてからでは遅い。
やはり未然に状況管理をしっかりしておくことが最も大事です。
少しでも不安がある経営者の皆様はご相談いただければと存じます。
PS 今回のお寺はおなじみのCMに出たり、私も実際に行ったことがあり非常に良いイメージだったので残念です。
これを機に信頼を取り戻すように労務管理を行っていただければと思います。
原告は、そのお寺のお坊さんではなく、境内で運営する食堂で働いていた元料理長の方です。
訴訟内容は、勤務し始めて数年経過してから、時間外労働が月140時間を超えるのが常態化するようになった。
多い月では240時間に及ぶこともあった。
ある年は365日出勤!!そのうち349日は連続して勤務していた!!
結果、抑うつ神経症を発症し、休業しているということです。
これに対し、お寺に対し慰謝料など4700万円の賠償を求めたものです。
判決では、「業務は著しく過重だった」「過重な業務がなければ抑うつ神経症を発症することはなかった」
「寺が労務管理体制を整え、業務量を調整したり人的体制を充実させたりして、業務が過重にならないようにする義務があった」
と結論づけ、お寺側に約4250万円の支払いを命じました。
世界遺産に指定されているお寺でもそのようなことがあるのか・・・と考えるとともに、
恐ろしいほどの過重労働をさせているとびっくりしました。
お寺側はほとんど労働に関する知識等が無かったとしか思えません。
世界遺産はさて置き、お寺でもなんでも労働者を雇っていれば労働者の労務管理をすることは当然の義務です。
今回の件の1日当たりの労働時間等は不明なため未払い残業等があるのかは分かりませんが、
そもそも3ヶ月平均で80時間の残業、1ヶ月で100時間の残業を行わせると、健康上の問題が生じる恐れが
あると厳しく労働基準監督署は管理しております。
過重労働によっての未払い残業も怖いですが、健康障害が起きてしまう可能性が高まることも十分経営者は認識しなければなりません。
やはり経営者は個々の労働者をしっかりと管理する必要性を痛切に感じます。
しかし経営者だけでは目が行き届かないのも私どもはわかっております。
起きてからでは遅い。
やはり未然に状況管理をしっかりしておくことが最も大事です。
少しでも不安がある経営者の皆様はご相談いただければと存じます。
PS 今回のお寺はおなじみのCMに出たり、私も実際に行ったことがあり非常に良いイメージだったので残念です。
これを機に信頼を取り戻すように労務管理を行っていただければと思います。